2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

六拾参番 暴力性に注意 サイコパス荒三位

【63番目のうた】 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな 【意訳】 今はもう、あなたへの想いをあきらめてしまうしかないのだけどそれだけは人づてにではなく直接逢って言う方法があれば。 【作者 左京大夫道雅 さきょうのだいふみちま…

六拾弐番 サピオセクシャル、サピオロマンティックの予感

【62番目のうた】 夜をこめて鳥の空音は謀るともよに逢坂の関は許さじ 【意訳】 夜が明けたと、鶏の鳴きマネをして、私をだまそうとしてもこの逢坂の関は許しませんよ。決して逢いませんよ。 【作者 清少納言 せいしょうなごん】 学者の家に生まれ、子供の頃…

六拾壱番 桜咲く。プレッシャーのなかでチャレンジ成功の予兆

【61番目のうた】 いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな 【意訳】 いにしえの奈良の都の八重桜が時をこえて今日は京の九重の宮中でひときわ美しく咲き誇っております。 【作者 伊勢大輔 いせのたいふ】 父親は伊勢の祭主で神祇官の大中臣輔親…

六拾番 親との関係/影響に悩むとき。小式部内侍が教えてくれます。

【60番目のうた】 大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立 【意訳】 大江山、生野への道は遠すぎてまだ母のいる天橋立の地を踏んだこともありませんし母からの手紙も見てません。 【作者 小式部内侍 こしきぶのないし】 母親は和泉式部。和泉式部…

五拾九番 気づいたらこんな時間…

【59番目のうた】 やすらはで寝なましものをさ夜ふけて傾くまでの月を見しかな 【意訳】 ぐずぐずせずに、こんなことなら寝てしまったのにもう夜が更けて、沈んでいく月を見てしまいましたよ。 【作者 赤染衛門 あかぞめえもん】 赤染衛門は藤原道長の正妻倫…